健康保険署で個人情報悪用か 元職員含む3人の関与疑い

台北地方検察署は1月9日(月)、衛生福利部中央健康保険署の職員が職権を乱用し個人情報を取得し悪用していた疑いで、関与した保険受付部門科長1人の身柄を拘束した。保釈金は10万元。
 圖/自由時報
調べによると、個人情報の悪用に関わったのは科長2人、同部門元ユニット長1人の計3人。元ユニット長の男は昨年退職しているが、健康保険署の主任秘書を兼務していた。3人は2009~22年の13年間に前後して同部門を担当、科長2人はおよそ17万件の個人情報を悪用した疑いがある。

3人は職務上、保険加入者の情報や困窮救済基金貸付を担当、膨大な量の個人情報を常時取り扱っていたが、報告を受けた検察の調査により、3人が照会した情報件数がそれぞれ同部門職員の年間平均を超過していたことが判明した。

検察では照会件数の多い年度から調査を進めているが、個人情報が流出、または転売された事実は確認されていない。健康保険署は検察の調査に全面協力し、違法行為があれば予防措置を講じていくとしている。

(1月11日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 問車両が一方通行規制の道路に自転車で逆進入したら、警察に取り締まられたという話を聞きました。自転車…
  2.  台湾の離島・金門と中国の厦門などを結ぶ航路、通称「小三通」が、10月19日(日)から悪天候…
  3. 台湾のシンガーソングライター・サンディこと黄小玫さんが、希少がんのNK/Tリンパ腫のため死去した。1…
PAGE TOP