4月8日(金)深夜に出発する「大甲媽祖巡行」に際し、雲林県など各地の警察が巡礼者らに参加への注意を促している。
「大甲媽祖巡行」道教の女神「媽祖」の誕生日を祝い毎年行われる宗教行事で、台中県大甲鎮の鎮瀾宮から彰化県、雲林県へと南下し嘉義県新港郷の媽祖廟「奉天宮」を最終目的地としたもの。ここ2年は新型コロナウイルスの感染拡大が影響し、日程の変更や実施見合わせなど規制、制限が伴いながら執り行われている。
今年は巡礼に当たりワクチンの3回接種を義務付けており、参加希望者は出発地の「鎮瀾宮」に接種証明を持参のうえ許可証を受け取る必要がある。また台中市では移動接種車を派遣、出発前の接種を促している。衛生局によると、台中市民のワクチン3回接種率は約50%、2回は約82%。
なお彰化市民らの間では、全土から巡礼者が集まり、混雑は免れないとして更なる感染拡大を懸念。今年の実施日程を延期できないかとの問い合わせが殺到しているという。
(4月6日)