米ブルームバーグ社が7月28日(水)に公表した、月ごとの世界で最も安全な国・地域の番付「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング」によると、台湾は先月の44位から4位上昇し40位に入ったことがわかった。首位はワクチン接種が進むノルウェーが、先月の11位から一気に上昇した。
同ランキングはワクチンを接種した人口の割合、ロックダウンなど行動制限の深刻度、航空便のフライト能力、ワクチン接種後の越境可能ルートから算出される「耐性スコア」で決定される。ノルウェーと2位のスイスは人口の半数がワクチン接種を完了し、隔離なし渡航が可能で国境も開放。ワクチン接種率の高さなどから首位だったアメリカはデルタ変異株の流行と、ヨーロッパ勢のワクチン接種が進んだことから5位に転落。また五輪開催中の日本も23位から26位に下降した。
台湾は昨年12月では同ランキングの上位に位置していたが、今年に入り下降。ワクチン接種率が14.1%など4つの指標すべてが6段階の下から1つ目か2つ目で表示されている。
(7月29日)