新型コロナウイルスの感染クラスターが発生した台北市萬華区の青果卸売市場「第一果菜批發市場」に出入りする配送業者の男性が、体調不良を抱えながら約1カ月に渡り勤務を続けていたことがわかった。
第一市場では5月17日に従業員の1人が不調を訴え、20日に感染を確認。第一・第二で働く従業員全員の検査を実施したところ、6月23日(水)までに54人の感染が発覚していた。
今回感染が確認された配送業者は6月19日(土)、新北市板橋区の路上でバイクに乗っていたところ自損事故を起こし、医療機関へ搬送。1カ月ほど体調不良だったが、失業を恐れ解熱剤を服用して勤務に就いていたことを明かした。
(6月23日)