桃園国際空港近くの「ノボテル 台北 桃園国際空港」に宿泊したチャイナ・エアライン(中華航空)のパイロットが新型コロナウイルスに感染していた件で、同ホテル1館が防疫ホテルとして申請しておらず、一般客を宿泊させていたことがわかった。
桃園市政府観光旅遊局によると、同ホテルは1館と2館の2棟を有し、2館は防疫ホテルとして認可済だったが、1館は7、8階をチャイナエアラインスタッフの宿舎として利用。この宿舎が隔離検疫用に使う場合は規定により報告の義務があるが、ホテル側はこれを怠り、また1館では観光局による旅行補助金制度を利用する一般客を宿泊させており、4月末には2組のツアー客70人が利用。利用者の1人が近頃ニュースで同ホテルが防疫ホテルに指定されていたことを知り、一般客の受け入れについて通報した。
同ホテルは伝染病予防法違反で罰金処分となる見込み。
(5月4日)