太平洋ミクロネシアの島国・パラオのウィップス大統領は3月10日(水)、台湾との観光上の往来再開に向け交渉中であることを明かし、再開後最初の便で訪台する方針を示した。日程は未定だが、3月末~4月初旬の見込み。
パラオは10日(水)時点で新型コロナウイルス感染者、感染疑いのある患者ともゼロ。ウィップス大統領は9日(火)台湾メディアの取材に対し、台湾からの旅客を迎える準備はできているとし、両国間における入国制限を緩和し、迅速に旅客の往来が再開されることを期待しており、また初便での訪台を希望、蔡総統の訪問も歓迎するとしている。
中央流行感染症指揮センターは10日(水)の会見で、パラオ側は台湾からの旅客に対し入国時点での抗原検査を希望しているが、偽陽性が現れる可能性を懸念し、出国前のPCR検査を義務付ける方針。
(3月10日)