昨年9月、台湾南部高雄市で国道1号線を走行する高速バスが事故を起こし、乗客6人が死亡した事故で、橋頭地方法院は8月29日(水)、ドライバーの男に対し業務上過失致死の罪で懲役4年2カ月の判決を言い渡した。
男は事故当時高雄市のバス会社「阿羅哈客運」に勤めており、同日は高雄発台北市行きの高速バスを運転していた。事故後、男は事故の原因について突然前方に無灯火の小型車が出現し、急ハンドルを切ったと話していたが、その後警察らは乗客や死者の家族などから事情を聴取。また国道の監視カメラ、ドライブレコーダーの映像などから走行速度が時速102kmに達していたこと、また車内で探し物をしており、前方に注意を払っていなかったことなどがわかり、ドライバーにも過失があるとして今回の判決に至った。
車内カメラには事故があった23時38分、ドライバーは「汗を拭こうとした」として横に置いたバッグに手を伸ばし探している姿が記録されていた。
(8月29日)