8月23日(木)頃から熱帯低気圧や南西からの気流の関係で大雨に見舞われ、死者7人を出した台湾中南部では、29日(水)になって雨の勢いが弱まったものの、一部地域では水が引かず、住宅浸水などの被害が出ている。
南部ではその後も断続的な雨が続き、中央気象局は30日(木)深夜2時半、南東部6市縣に対し大雨警報を発令。降雨量は減少するものの、各地で午後にわか雨や局地的な大雨が発生するとして注意を促した。短時間の降雨は9月5日(水)頃まで続く見込み。
「中央災害対応センター」によると、今回南部を襲った大雨の影響で7人が死亡、101人が負傷。また6898人が避難し、6万9503戸が停電した。死亡の原因は転倒や溺死、車両事故によるものという。
そのほか今回の水害による被害は学校559校が破損・倒壊、農業損失も4000万元に及ぶ。
(8月30日)