台中市で清掃員として約20年勤めた女性が、退職時に会社から退職金を得られなかったとして会社を訴えていた件で、台中地方法院はこのたび女性の訴えを全面的に認め、会社に全額を給付するよう命じた。
女性は1997年から2016年まで勤務。当初勤めた会社は09年に業態と社名を変更したが、全職員が引き続き勤務していた。会社側は09年から16年の勤務として退職金を給付しないとしていたが、台中地方法院は雇用主が同一であるとして会社側の主張を退けた。
女性が請求した退職金額は114万元に加え、給与額の未申告分4万元、さらに特別休暇の未取得86日分を換算し計130万元余り。
(10月22日)