「死刑」についての憲法解釈審議結果が9月20日(金)に確定されるのを前に、中華人権協会と台湾審議民主協会は18日(水)、「死刑存廃、全民参加」と題し記者会見を開催し、この席上で世論調査の結果8割の人が死刑廃止に反対している実態について明らかにした。
台湾では現時点で37名の死刑囚が死刑の違憲性を訴え、憲法解釈を求めている。中華人権協会によると、今回の大規模世論調査は5月20日に開始、1カ月で3003件のサンプルを取得。7月13日には第二段階として審議式公民会議を行い、141名が参加した。
調査によると、公民会議を経て死刑廃止を主張していた人は17%から9.2%に減少、廃止に反対していた人も81.6%から80.2%に減少。一方「どちらともいえない」とする人は1.4%から10.6%に増加した。
また「故意による殺人のみ死刑」に賛成する人は75.9%から59.6%に、「仮釈放のない終身刑を死刑で代替」に賛成する人は43.3%から34.1%に減少した。
(9月18日)