台北地方検察署は11月5日(火)、市警察局文山第一分局に勤める46歳の男を、恐喝及び詐欺罪で起訴する方針を明らかにした。男らは身分を偽って市内に住む男性を恐喝し金銭を要求、検察は罪の重大さと男らが逃亡、口裏を合わせる恐れがあるとして、主犯の男に保釈金として120万元を科し、共犯2人には面会を禁じた。
検察の調べによると男らはすでに退職した不動産業の男性に愛人がいることを突き止めると、「維安調査報告隊」の隊員であると名乗り、台北市調査處大安調査站が調査中だが手を回す代わりに口止め料として600万元を要求した。男性は事実が明るみに出ることを恐れ1年ほどの間に合わせて約600万元を渡したが、次第に男らの身分を疑うようになり自ら調査局に届けたという。
男はかつて中山第二派出所など花形部署に所属していたが、特定業者との関わりなど違反行為を疑われ文山分局へ異動。同僚らによると勤務態度は真面目で問題などはなかったとしている。
(11月6日)