台湾を含め国際的に暗躍するドラッグ売買グループが、夏休みを利用した旅行者を越境運び屋に仕立てたケースが頻発している。
刑事局では6月から、桃園空港にてヘロインや大麻など計80㌔超のドラッグを押収。末端価格は1億7000万元に及び、運搬に関わった13人を送検するとともに黒幕と金の流れを追っている。
販売グループは前科のない若い男女をターゲットに、食費や宿泊費を提供しアメリカやカナダ、タイなどへの旅行を餌としてドラッグを運搬させ、さらに成功すれば10万元の報酬を与えるなどしている。警察は犯罪への関与であることを強調し、安易にかかわらないよう注意を呼び掛けている。
(8月14日)