桃園国際空港に1月27日(日)上海から到着した中国人旅客の荷物が1日遅れで届き、中から未申告の豚肉製品が発見されるという出来事があった。
同旅客は27日(日)正午着の便で到着。しかしながら荷物は搭乗便に積み込まれず、同日夜着の別便で届けられ、税関の検査で未申告の豚肉製品が入っているのが発覚した。
旅客はすでに入国しており、罰金を支払わない限り入国させないという従来の規定が適用できなかったが、農業委員会動植物防疫検疫局は旅客が空港から出ることを許可せず罰金を請求。しかし旅客の所有する中国発行のクレジットカードは使用不可、銀聯カードも限度額のために使用できず罰金を納める術がないと訴えたが、支払わない場合は強制出国させると告げられ、台湾に住む友人が援助し罰金を納付した。
なお行政院長・蘇貞昌の提案を受け、交通部観光局は28日(月)、ツアー客の荷物から豚肉製品が検出された場合、主催する業者に罰金を科す方針を示している。
(1月28日)