8月8日(木)早朝5時28分、宜蘭縣沖を震源とするマグニチュード5・9の地震が発生。縣北東部の南澳郷で震度6、宜蘭市内で震度5を観測したほか、台北市や新北市でも震度4など広い範囲で揺れが観測された。
北部の原子力発電所3カ所でも震度4を記録。行政院原子能委員会によるといずれも発生後まもなく正常な運転が確認された。
この地震の影響で、台中市南区ではおよそ40平方㍍に渡り路面が10㌢ほど隆起。排水管の断裂やガス漏れが検知され、消防局や水道局が対応に当たり、11時半に復旧。また蘇花公路の宜蘭縣東澳から新澳トンネル区間にて、同日6時頃落石が多発。台北市内では長安東路二段のビルの外壁タイルが落下、南機場付近のアパートの壁にひび割れが発生した。
そのほか新北市中和区に住む64歳の女性が衣装ダンスの下敷きになり窒息、救急搬送されたが後に死亡が確認された。
(8月8日)