台中の廃タイヤ処理場で火災 近隣の大気汚染も急速に悪化

台中市后里区泰安里の産業廃棄物処理場にて、5月7日(火)午後、廃タイヤを置いていた倉庫から出た火が翌8日(水)夕方まで約20時間に渡り燃え続け、周辺一帯の大気を汚染したとして台中市環境保護局は同処理場を運営するゴム製品製造業「登嵙有限公司」に対し500万元の罰金支払いを命じた。
近隣住民によると、この処理場は約20年前に建設。これまでに4度火災を起こしているという。環境保護局は同社の廃棄物回収処理業者登録証を没収、処理場は休業または廃業となる見込み。
火災により発生した黒煙は風とともに南へ流れ、民間気象サイトでは台中市西屯区、南屯区、西区、南区、烏日区から南投縣、彰化縣を注意区域として市民の関心を呼んでいる。
同処理場から半径4㌔圏内の学校では通常の授業を行うものの、屋外活動を停止、衛生局及び教育局から学生らにマスクが配布された。また2㌔圏内にある泰安国小と附属幼稚園の生徒らは8日(水)、教育局の手配したバスで他校に移動し授業を受けた。
(5月8日)
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