台湾国営の台湾銀行で8月7日(月)、高温のためコンピュータがシャットダウンするという出来事があった。
台湾では近頃、電力供給面のトラブルが発生、行政院は7月31日(月)、公的機関及び国営事業者に対し、常時28度以下にしないこと、午後の13時〜15時は「冷房」でなく「送風」モードを使用することなど節電を指示。しかしながら多くの銀行は〝サービス業〟を自負しており、1日のうち同時間帯は最も気温が上昇するうえ、利用者も増加するとして遵守には至らなかったが、台湾銀行は7日(月)より指示に従うことを決定したところ、即日のトラブルとなった。
一方、高雄市の大林電廠は9日(水)、供給電力が20万kw減少し、電力制限警を最高の赤色からオレンジに引き下げた。行政院院長は10日(木)、公的機関の節電政策を解除、設定温度は28度に保つよう呼びかけた。
(8月10日)