読者のみなさまからの ご意見・ご要望 vol.4本文フォントについて

いつもあなたのそばに

 これはまたマニアックな要望だな…S・Nさんは出版か、広告業にお勤めの方なのかな?

 フォント、つまり日本語で言うと「書体」のことだが、よく「字体」と混同されることがある。「書体」はよくあるものでいえば「明朝体」とか「ゴシック体」といったもので、一方の「字体」は太字「ボールド」や斜体「イタリック」といった文字に対する効果のことなのだ。

 閑話休題。台北ジャピオンの記事では、本文には主に「リュウミン」というフォントを使用している。今あなたが読まれているこの文字、これこそがリュウミンだ。

 

 さて、なぜ「リュウミン」を使っているのか。一つにはこのフォントが実は日本ではとっても汎用性の高いスタンダードなフォントとして幅広く使われていること。日本の雑誌や書籍、特にビジネス系雑誌や新書などでもよく見かけるのがこのリュウミンというフォントだ。そしてもう一つの理由が、新聞で使われる書体にも似ているということにある。

 ジャピオンは「コミュニティ誌」であるのと同時に、タブロイドであり、フリーペーパーで、ニュースなんかも載せている。日本で新聞を購読する人は年々減少している昨今だが、かつての新聞のようにみなさんが日常的に手にし、見慣れたフォントで違和感なく読み、そして読んだ後は掃除など生活の中で役立ててほしいという願いを込めてこのフォントでお届けしている。

 とはいえ、S・Nさんのように「読みにくい」というお声は真摯に受け止め、来週に控えたデザイナーとのミーティングで積極的に検討していく次第だ。できることなら、どんなフォントがいいのかも具体的に教えていただけるとありがたい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 桃園市北区の高校で11月7日(木)、規則を破り携帯電話を所持していた学生に対し、担任教師が暴力で制圧…
  2. 台北MRT板南線で11月8日(金)夜、運行中の車両内に刃物を持った女が乗客の男性に切りかかり、男性が…
  3. 今年第25号となる台風「ウサギ(天兎)」が11月12日(火)深夜太平洋上に発生し、22号「インシン(…
PAGE TOP