【ジャピュラン☆ガイド】第53回 西蔵厨房( シーザンチューファン )

お出かけついでに発見

 雨の週末、連れの用事があって科技大樓までお出かけ。この辺りはたまにしか来ないから、周囲のめぼしいお店をチェックしながらお散歩でもしようっと、と思ったら、バスを降りて目の前にあったのがこちらの「チベタン・キッチン」。チベット料理のレストラン! 留学してた頃、師範大学の近くにチベット料理を出す店があって、よく食べに行ってたんだよね(今はもうない)。

 朝昼兼用のごはんが変な時間だったから、17時半だけどもうお腹ペコペコ。ちょうどいいや、入っちゃおう♪

▲サモサにナンにライスに餃子、ちょっと炭水化物が多すぎる?

亡命チベット夫婦の店

チベット料理といえば餃子「モモ」にバター茶。あとはよく知らないけど、映画で見るのはカレーとか、野菜のいっぱい入ったきしめんみたいなうどんとか。メニューを開くと「チベット&インド料理」と書かれていて、ゴリゴリのチベット料理一本、ってわけじゃなさそう。食べ付けないと苦手って人も多いからよね。

 メニューをじっくり眺めたけど、前菜が100~170元、メインが130~320元、ドリンクにデザートをひと通り網羅するには「2人用セット」(910元)がお得そう。豆の薄焼き煎餅「パパド」にサモサ、タンドリーチキン、ベジ&弄ベジ料理各1皿、パンとライスとドリンク、デザートが各2人分だもん。ってことでベジは野菜のモモ、弄ベジはマトンカレーでオーダー。

 ホールを担当するでっぷりお腹の出たラオバンとその奥さまご夫婦は、インド生まれインド育ちのチベット人だそう。奥さま、中国語はそんなにうまくないけど、英語が流暢で笑顔がステキだわ。ナンは自家製だけど、チベットのパンは外から注文してるの、とナン推しなのでバターナンとガーリックナンをチョイス。

 野菜のモモは高菜っぽい野菜とニラ、それにハーブっぽい香りがする。辛いソースを付けて食べて…ウン、辛さだけじゃなくて塩味もうちょっとほしいかも(笑)。マトンカレーも味薄めだな~塩くれって言おうか…。でもナンがけっこうしっかりした味付け。デザートは大好きなインドのお菓子「グラブ・ジャムン」が出てきたし、満足~。  ダライラマの写真に面した奥の席には赤い袈裟を着た僧侶らしき方々が。オーナーとも親しそうだし、常連さんなのね。

info

住所 台北市大安区和平東路二段217號
TEL 02-2705-4770
営業時間 11時半~14時、17時半~21時(月曜休み)
席数 約36席
予算 400元~/人

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