【2025】上映の映画

大ヒット台湾映画を大胆リメイク

「言えない秘密」

監:ソ・ユミン
出:ド・ギョンス(D.O.)、ウォン・ジナ、シン・イェウン

中国語題「給我一首琴的時間」。2007年のジェイ・チョウ監督・主演映画を韓国でリメイク。韓国の音大へ交換留学生としてやってきたユジュン。天才的なピアノスキルを持つ彼はある日、キャンパス内にある古い練習室で神秘的な曲を演奏するジョンアに出会う。会うたび一緒に過ごす時間が増え、いつしか恋が芽生える2人だったが、ジョンアが突然姿を消し、ユジュンは彼女の隠された秘密を知る。ギョンスが猛特訓したピアノも必見。

生きることに取り残された少女

「あんのこと」

監:入江悠
出:河合優実、佐藤二朗、稲垣吾郎、河井青葉

中国語題「那個女孩」。2020年6月、コロナ禍の日本で実際に起きた事件を基に映画化。ネグレクト、虐待という機能不全家庭に生まれた21歳の少女・杏。母親に売春を強要され、その客に勧められたドラッグに溺れていた。しかしある日、警察の取り調べで風変わりな刑事・多々羅と出会う。多々羅の支えで母親から逃げ、仕事を得、夜間中学に復学するも多々羅が内部告発で逮捕、そして「ステイホーム」がすべてを奪っていくのだった。

ありえるかもしれない未来

「HAPPYEND」

監:空音央
出:栗原颯人、日高由起刀、林裕太、シナ・ペンARAZI

中国語題「青春末世物語」。近未来の日本。高校3年生のユウタとコウは「楽しければいい」と悪ふざけに明け暮れていた。しかしある夜、ユウタが学校に忍び込みイタズラを仕掛ける。しかし激怒した校長がAIシステムを導入、2人の日々も壊れてゆくのだった。監督の空音央(そら・ねお)は東京とNYを拠点に活動、坂本龍一の実子で「Ryuichi Sakamoto | Opus」を手掛ける。本作もベネチア映画祭に正式出品、5分間のスタオベを浴びた。

人生で最も先の読めない映画

「ミッキー17」

監:ポン・ジュノ
出:ロバート・パティンソン、ナオミ・アッキー、スティーヴン・ユァン、トニ・コレット、マーク・ラファロ

中国語題「米奇17號」。「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督最新作。失敗ばかりの人生を送ってきたミッキーが一発逆転を賭け見つけた仕事は「死ぬこと」。大企業の使い捨て実験ワーカーとして死ぬたびに身体をコピーされ生き返る、まさに生き地獄だった。雇い主に逆襲すべくほかのコピーたちと共に立ち上がるが─「ポン・ジュノ最高傑作」「監督の天才性を刺激的に証明」「この時代にぴったり」など高評価。

小さな嘘で崩れゆく青春

「制服/夜間女子高生」

監:荘景桑
出:陳姸霏、項婕如、邱以太

中国語題「夜校女生」。1997年、名門高校の夜間部に進学した小愛は、日間部で同じ机を使うミンミンと「机友」になる。一方で胸に黄色い糸で学籍番号が刺繍された日間部の制服を着た学生に対し、劣等感を募らせていく小愛。ある日、小愛は日間部の制服を着て学校に潜り込み、自分も「優等生」として扱われることに気づく。そして理数科の秀才男子ルークとの距離を縮めていくが…。監督は「HIGH FLASH 引火点」「よい子の殺人犯」で高評価を得た荘景桑。

信頼は、小さな誤解に崩れ去る

「グッド・ティーチャー」

監:テディ・ルッシ=モデステ
出:フランソワ・シビル、シャイン・ブメディン、マロリー・ワネック

中国語題「師控風暴」。生徒たちに情熱を傾ける教師のジュリアンは、授業中にふと口にした比喩表現からあらぬ誤解を招き、女子生徒レスリーへの〝セクハラ〟疑惑をかけられる。繊細なレスリーの言葉から噂は瞬く間に広がり、学校や同僚たちは静観と保身を決め込み、保護者たちからの糾弾にただ一人耐え忍ぶジュリアン。教師の言葉は、もはや届かないのか――現代フランスの教育現場を舞台に、社会に問題を投げかける傑作。

どんな逆境も信念を胸に進もう

「ハルビン」

監:ウ・ミンホ
出:ヒョンビン、パク・ジョンミン、チョ・ウジン、チョン・ヨビン、パク・フン、ユ・ジェミョン、イ・ドンウク

中国語題「哈爾濱」。1909年、大韓帝国侵略の元凶とされる初代韓国統監・伊藤博文を暗殺した独立運動家・安重根(アン・ジュングン)。仲間たちと共に暗殺現場となる中国のハルビンへ向かう道中を描く。安重根役を演じるのは、今を時めく俳優ヒョンビン。独立に導いた運動家たちへの感謝と「もっとよい明日のために」の思いを胸に。

モンゴル発、史上最大のゾンビ群

「Zゾーン/ゾンビ収容所」

監:ビルグン・チュルンドルジ
出:プレブジャルガル・エルデネビレグ、ビャンバスレン・ブンバヤル、ツェングーン・チンギス

中国語題「喪屍集中営」。モンゴルのインディペンデント映画界スターによるゾンビ映画。若い犯罪者たちを更生目的で人里離れた強制収容所に移送する。高圧的な管理と隷属的な生活が強いられる日々、実はそこで行われていたのは非人道的な実験だった…。突如現れたゾンビの軍勢に、若者たちは互いに手を組み立ち向かう。果たしてウイルスから逃れ、煉獄からの脱出を成功させることができるのか!?

トランプが上映を阻む問題作

「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」

監:アリ・アッバシ
出:セバスチャン・スタン、ジェレミー・ストロング、マリア・バカローヴァ

中国語題「狂人法則」。第47代米大統領に見事返り咲いたドナルド・トランプ―「勝つためには何でもする男」。繊細な若き実業家が悪名高い弁護士コーンと出会い、怪物に変わり果てるまでを描いた注目作。成功するためのルールは「攻撃に次ぐ攻撃」「絶対に非を認めない」「勝利を主張し続ける」。封印された過去がいまここに暴かれてゆく。

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