李ファミリーの withコロナライフレポート 第4回 ~いよいよ帰国編~

海外出国者向けのPCR検査機関は、政府の公式サイトに掲載されている。翌日の受取で一律3500元、当日は4500元(10月に各1000元アップ)。検査の種類は、悪名高き「鼻咽頭ぬぐい」のみ! 涙が出るほどツライらしく、脳みそに刺さるんじゃ…ってくらい深く綿棒を挿し込む画像が出回っていた。覚悟を決め、鼻を差し出すも「はいOK」3秒で終了。4歳児も全然平気。もう何、あの画像、ビビらせないでよッ!

出発当日の早朝6時半、スーツケース大小4個+小動物(ムスメ)を引きずり桃園空港に到着。チェックインカウンターでオットのビザを確認し、陰性証明を見せる。ここで問題発生。PCR検査の予約時、ムスメの日本パスポートが申請中だったため、陰性証明は台湾名義だった。あちこち電話して、最終的に日本の入国管理局に確認。結果はOKだったけど、焦った~。

出国手続きを済ませ、暗い免税店エリアを通り過ぎてゲートに向かう。感染者数が一桁の台湾だし安全でしょ~、と思いつつ、やっぱり警戒する。

搭乗してまもなく、ムスメはコロリと寝た。しめしめ、これで第一関門突破。素早く食事を済ませ悠々と本を読んでいたら、あっという間に成田着。20人ほどの乗客はほとんど乗り継ぎだったようで、入国へ進んだのはたった6人だった(うち3人が李一家)。

すべて一方通行で人も少なく、各窓口も複数設置され詰まることなくスイスイ進む。紙の誓約書や陰性証明を何度も繰り返しチェックするので、出したりしまったり。印刷必須って、さすがアナログな日本だ。

日本でのPCR検査は唾液採取。ウワサの「梅干し&レモン」の画像を見るも、機内で水分をほとんど取らなかった私はカピカピで意外と苦戦。ムスメも若干時間がかかったけれど無事クリアした。後半はアプリや隔離生活の説明など、英語・中国語対応もあり1対1の対面席でゆっくり行われる。

最後の検査結果は番号でアナウンスされるのだけど、これがとても聞き取りにくい。そしてたまに別室に呼ばれる人も。陽性者デタ!? と、緊張の30分を過ごした。

実は、成田の入国審査が一番心配だった。この頃、空港検疫で引っ掛かる陽性者が毎日20人ほどいて、そのうちの何人かが確実に歩いたであろうルートを辿るのだ。私とオットはワクチン接種を終えていたけど、ムスメは丸腰。用意したアルコール2本をほぼ使い尽くす勢いでシュッシュしまくった。さらに同僚や家族からさんざん忠告を受けた私たちはN95マスクにゴーグル、フェイスシールドのフル装備。なのに、案内するスタッフはウレタンマスク1枚きりという人も。にこやかでフレンドリーだけど、この温度差は一体…。

無事に入国許可をもらい、外に出るまでの所要時間は約2時間。

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