新型コロナウイルスの感染拡大に警戒の徹底が叫ばれる中、陽明山では5月23日(土)、駐車場に続く道で渋滞が発生。各方面から「何を考えているのか」と厳しい批判の声が寄せられている。
これについて台北市の柯文哲・市長は「学校が休校になったのは、学生がパーティーに行くためではない。リモートワークは家族で陽明山に出かけるためではない」と指摘。記者から「観光地を封鎖するべきでは」との質問に対しては「封鎖は困難」とし、人々の一般的な常識に訴え、政府が処分すべきではないとした。一方で不要不急の外出を避け、外出時には他者と1.8㍍以上の距離を取るよう呼び掛けた。
なおリモートワークを隠れ蓑に行楽へ出かける行為について、法律専門家は「給与泥棒の状態であり、詐欺罪や文書偽造罪に問われ、職を失う可能性がある」、特に公務員については刑法違反で処罰される可能性を示唆した。
(5月26日)