12月21日(金)午後、福建省福州市から桃園国際空港に到着した旅客の荷物から、中国産の豚挽肉が発見され、20万元の罰金が課された。
同旅客は中国出身で台湾人と結婚し台湾に居住する女性で、地元に帰省した際、友人から土産にと湯圓用の挽肉餡を贈られた。同日午後桃園に到着した際、書面、口頭とも未申告のまま直接税関を通過しようとしたところ、検査で荷物の中に豚挽肉300 gが入っているのが発覚。「動物伝染病予防条例」の規定に違反するとして、直ちに農業委員会動植物防疫検疫局に移送され20万元の支払いを命じられた。女性は罰金額と、罰金を納めない限り入国できないことを知ると夫に電話をかけ泣きながら字が読めないため持ち込み禁止であることを知らなかったなどと訴えたという。
一方、立法委員・黄國昌氏は25日(火)、自身のFB上で同罰則の外国人に対する強制力が弱く、1・46%にしか満たないことを指摘。外国人の場合、罰金を支払わずに出国し、記録が残せないため以降は自由に入国できると述べた。
(12月25日)