チャイナエアライン(中華航空)は4月13日(火)、パラオ行きツアー専用便の14日(水)、17日(土)出発分を運航しないことを発表した。
同社では毎週水曜と土曜の週2便で台北桃園―パラオ間を運航。しかしこの両日はともに予約数が2人ずつと極端に少なかったことから取り消しを決めた。なお10日(土)に出発した旅客の帰国便として、14日(水)は乗客ゼロでパラオへ飛んでいる。帰国便の予約数は47人。
ツアーを取り扱う旅行各社では予約状況が振るわない原因について、費用の高騰や帰国後の制約が多いことを挙げている。実際にツアー参加費は4泊5日で航空券2万5000元にPCR検査費1万元、宿泊費1万2000元、そのほか諸税や現地交通費、食費などを含め1人当たり7万0600元。チャイナエアラインではチケットを値下げしているが、パラオ政府は現地の乗船料を引き上げているという。
なお初便から10日(土)までの8便における搭乗客数は332人で、搭乗率は26%。
(4月14日)