宜蘭縣東澳路区間で3月16日(火)16時半頃、観光バスが擁壁に衝突し、6人が死亡39人が重軽傷を負う事故が発生した。
消防局によるとこのバスに乗車していたのは新北市新店区復興里に住む町民で、町内会旅行の参加者。町民らは3台のバスに分かれて乗車し、同日午前に花蓮を出発、新北への帰路で3台目のバスが事故を起こした。バスは運転席の正面が破損したほか、左側側部に約4㍍の大きな穴が開いており、死亡したのはいずれも左右側5~7列目に座っていた乗客だという。
現場は下り坂のカーブで、乗客によるとバスの車体が大きく揺れ不審に思ったところ、まもなく衝突した。運転士も頭部と胸部、脚にけがを負ったが意識はあり、調べに対しブレーキを踏み損なったと話し、責任を感じて精神的に不安定な状態。
犠牲者は21歳~78歳の6名で、家族や友人と共に参加。同日深夜、遺族らは事故現場を訪れ鎮魂の儀式を行った。
(3月17日)