【ジャピュラン☆ガイド】第19回 四知堂(スージータン)

 

 

隠れ家的オシャレ店

前から一度来てみたかった「四知堂」。アテンド上位の小籠包屋さんのお隣にありまして、いつも通りすがりに見ては気になってたんですよ。先輩によると「完全予約制のプライベートレストラン」うおお、デートにピッタリ。とはいえまだコロナ禍中、予約は少ないようで、すぐ取れちゃいました。席さえ空いてれば予約なしでも入れるって、先輩ウソつきじゃないっすか。

さてさて到着…一体、どこから入るんだろう? 庭を入って…ここだな。彼女の手前、まるで最初からこのドアを知ってた風に見せかけて、と。

しかしかっちょいいインテリア。テーブルやイスは一つひとつ違うのに、ドイツやデンマークのものと、迪化街のアンティークが調和を保ってます。装飾品も雰囲気あるのに「カッコいいだろ?」っていう押し付け感がない。オーナーさんのセンスがめっちゃいいんだろうな~。

オススメを片っ端から

はい、ではではオーダーですよ。スタッフのベンジャミンくんが今日のオススメを教えてくれます。オーナーが毎日手書きするというメニューをよく見たい気もしますが、オススメを聞いて「じゃ、それ」なんてカッコよくないっすか? 今日はデートだし最大限カッコつけさせてもらいますよ!

まずは台湾のクラフトビール「禾餘麥酒」の「刺蔥白玉」と「硬紅春」(各200元)を1本ずつ。刺蔥って何ですか?「…グッド・クエスチョン(いい質問ですね)」答えられないことは全部コレで乗り切ろうとするベンジャミン氏、慌てています。刺蔥はタイヤル族の食材で、日本語では「カラスザンショウ」だって、彼女がスマホで調べてくれました。スパイシーで、酸味と甘みがあっておいしい。

料理が出てきました。ベンジャミンくんのオススメ「季節の野菜と蓮霧の炒め」に「冷筍と玉米(トウモロコシ)のオリーブオイル&トリュフソルト和え」(各450元)、「ハタ(紅條)の蒸し焼き」(1200元)、そして主食に「タロイモと海鮮のスープ米苔目」(450元)。こちらのお店では新鮮素材の味を大切に、過剰な味付けをしないこと。出汁も調味料も、できるだけ素材から引き出すんだそうです。その特徴に合わせて調理法を考えるので、台湾料理だけど創作洋食の様相を呈しています。タケノコとトウモロコシにはオリーブオイルを使用していてさっぱり。どれもこれもやさしい味で大満足。野菜にこんなに味があるって感じたのは初めてです!

最後にベンジャミン氏がデザートをトレーに乗せて持ってきてくれました。一つひとつ説明があるんですが、どうも熱く語るものとそうでないものがあるような…。熱かった2点を頼むと「すごい! まさにこの2つがオススメなんだよ」そうだろうよ。干し柿の中にマスカルポーネチーズを詰めたものと、グァバの皮を土台のビスキュイに混ぜたベリーのムース、各250元と300元です。熱く語られなかった「豆乳のババロア」はベンジャミン氏自ら食べていました。

 

 

info

住所 大安区済南路三段18號

TEL 02-8771-9191

営業時間 12時~15時半、17時半~22時

席数 約40席

予算 1000元~

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