高雄市鳳山区にある幼稚園で、今年8月より電子版連絡簿システムを採用。生徒の家族がこれを利用するに当たり、1家庭につき1カ月500元を徴収していたことがわかった。
このシステムは8月より試験的に運用を開始、10月より使用料の徴収を始めたが、ある保護者がFacebook上に不満を投稿した。アプリを使用し、幼稚園と生徒の保護者家族が連絡を取り合うほか、生徒の写真や学校からのお知らせなども送付されるという。アプリを使用しない場合は写真や重要な連絡事項も受け取れない可能性があるとして、半ば強制的に使用を勧めていたとみられる。なお生徒は100人にのぼり、アプリ使用料は1年で60万元となる。
教育局は「連絡簿の提供は学校の義務であり、限定的な方法で提供することはできない」と不公平性を指摘。使用料の徴収を続ける場合は処罰も検討するとしている。
(10月29日)