台湾の健康団体「董氏基金会」の食品栄養センターが近頃行った調査によると、ドリンクスタンド店で販売されているドリンク類のカロリー量が、表示された値と大きく異なることがわかった。
同団体は人々の精神的、身体的健康を目指し、治療よりも予防を重点とした活動を展開。今回の調査では台北市と近郊のチェーン店22社の55店舗で販売されるドリンク169点を対象に、糖含有量とカロリー量を表示値と比較した。
「黒糖烏梅レモン蜜ドリンク」は100cc中の糖含有量が6・67㌘と表示されていたが実際には16㌘で2・4倍、また「紅豆珍珠鮮奶茶」100ccのカロリー量は10㌔カロリーと表示されていたが実際には69・09㌔カロリーで6・9倍の開きがあった。
この報告を受け衛生福利部食品薬物管理署は専門家会議を経て来年にも成分表示の改善を進めるとしている。
(6月3日)