新北市新店区のゴミ収集所で2月26日(木)、新生児の遺体が見つかった件で、台北市方検察署は近頃、遺体の司法解剖結果を発表。肺組織の検査の結果、嬰児は生後自発呼吸をしていた形跡があることがわかった。
司法解剖では、嬰児が健康な状態で生まれ遺棄後に死亡した場合、遺棄した人物を殺人罪に問えるとして、死亡時期を焦点に行われた。解剖の結果、嬰児の肺が水中で浮き上がったため、肺胞に空気を採り込んでいたことが判明。法医学者は嬰児が死産ではなかったとして、遺棄後に死亡した場合容疑者は殺人罪に問われる可能性が高まった。
警察では監視カメラ映像や、宿泊施設の従業員の証言などから、台北市内を訪れていたシンガポール人カップルが嬰児を遺棄したものとみて捜査。潔白を証明したければ台湾を再度訪れDNA検査を受けるよう呼び掛けている。
(3月27日)