台南の塗料工場で火災発生 引火相次ぎ、鎮火後も再燃

 

台南市西港区にある塗料・接着剤工場にて10月11日(水)正午頃火災が発生。消防車26台が緊急出動し、15時頃火は消し止められたものの18時頃再燃火災が起き、工場は全焼した。

台南市消防局によると焼失面積は150坪に渡り、工場内にいた作業員3人は無事に避難、けが人は出なかったという。同工場は塗料や接着剤を生産しており、工場内にはトルエン30バレル、アセトン60バレル、エチルエステル66バレルを有していた。そのため引火が相次ぎ、連続した爆発と黒煙も発生した。環境保護局は現場調査の結果、汚染物質濃度は高くないと報告している。

また彰化縣の石油化学大手・台塑石化が1年前から稼働を休止している件で、縣は環境保護署の調査記録に基づき、同社に罰金12億元を科すことを公表した。環境保護処分としては史上最高額。同社は環境汚染が問題視されており、停止を余儀なくされている。

(10月11日)

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