師範大女子サッカー部で〝治験〟 部員の女子学生が実名で告発

国立台湾師範大学の女子サッカー部員らが7月15日(火)、教授から卒業単位と引き換えに研究への協力を強要されたとして記者会見を開き、実名で被害を訴えた。学生は会見でサングラスを外し「隠されるべきは私ではない」と語った。
@自由時報
学生によれば、部員らは一部の授業やチーム活動において、十分な説明や同意がないまま研究に協力させられ「モルモットにされた」という。中には1日3回の採血や、過度な訓練を強要され、体調を崩し休学に至った学生もいた。また、採血は医療資格のない人物によって行われた。
大学側は当該教員を部の指導及び行政職から解任、今後2年間再任しない処分を下したと発表。しかし研究内容や手続きなど「学生の誤解もある」と釈明。学生側は「一度も謝罪はない。世論の圧力があって、ようやく対応した」と不信感を示した。
なお当該教員は別の教育活動に関与しており、学生は「構造的な加害」が続いていると指摘している。

(7月16日)

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