屏東縣恒春の小学校で 6月27日(金)、教員が教室内で30人の児童と焼肉を行い、換気が不十分だったため児童5人が頭痛や吐き気などの症状を訴えて救急搬送された。いずれも命に別状はないが、教育現場における安全意識の欠如が問われている。
@自由時報
問題が発生したのは4年生の教室。教師はエアコンを点けたままでわずかに窓を開け、カセット式ガスコンロを使用して焼肉を実施した。しばらくして児童らが次々と頭痛や嘔吐、脱力感を訴え、それぞれ病院に搬送。検査の結果、一酸化炭素中毒ではなく室内の酸素不足による軽度の酸欠症状と判明。4人はすでに退院し、1人が引き続き観察中という。
なお焼肉は転校する児童の送別を目的としていたが、保護者への事前連絡はなく、事故後の通知も不備があったとして、学校側の対応に憤りの声が上がっている。学校側は届け出がなかったことに加え、当日現場にいた別の教員が制止しなかった点も問題視し、処分する方針。
(6月28日)