ノーベル賞受賞の劉氏追悼 民主諸国から中国へ批判

 

中国の人権活動家・劉暁波氏が亡くなって〝初七日〟に当たる7月19日(水)、台湾を含む全世界の民権派人物らが劉氏の氏を悼み、追悼集会などが催されている。

氏は1989年の中国民主化運動に身を投じ、天安門事件後に「反革命罪」で投獄。当時政治犯らが欧米に〝病気療養〟で出国する中、劉氏は国内に留まり事件における犠牲者の名誉回復や人権保障、中国の民主化を叫び続けた。2010年には「国家政権転覆扇動罪」で懲役11年と2年の政治的権利剥奪が課せられたが、中国在住の中国人として初のノーベル平和賞を受賞。

今年5月獄中で末期の肝臓がんが発覚し6月に仮出所、ドイツやアメリカの医師が来中して診察、本人や家族も国外での治療を希望したが当局が許可せず、遼寧省の病院で13日(木)亡くなった。米独英仏政府は当局の対応に不備があったとして責任を追及するコメントを発表している。

(7月20日)

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