【ジャピュラン☆ガイド】第87回 南晴新疆私房菜(ナンチンシンジャンスーファンツァイ)

ラム肉苦手を克服

 ある日のこと、行天宮近くを連れと2人歩いていた時、今日の晩ごはんどうする〜? と何気なくアプリを開いたら…なんと、新疆料理の店が! いつどんな理由でこの店を見つけたのかまったく覚えてないけど、そのうち行きたいと思って保存したに違いない。
 これまでにも何度か書いてきましたが、北海道出身の私がジンギスカンを食べられなかったのに、羊、ラム肉を好きになったのは新疆ウイグル自治区の料理がきっかけ。このお店にも羊肉串(ヤンロウチュワン)あるといいな〜なんて1人キャッキャする私と、新疆料理とは、はて? といった表情の連れ。
 お店は吉林路沿い、店内はシンプルなどこにでもあるローカル飲食店って感じだけど、チラホラ新疆の民芸らしきタペストリーや銀製品、ウイグル情緒たっぷり。4人がけと大円卓がある中で好きな席に座っていいとのこと。色々縛りとかルールが多い店が増えてるけど、ゆるい感じで居心地よさそう。

▲鶏も羊も堪能できる新疆料理の粋を集めた2人用セット

 

そこはかとない既視感

 「辛いもの好き? ならこれがいいよ」とラオバンニャンが薦めてくれたのは「大盤鶏 皮帯麺」(680元)。大きいから2人でもこれひとつで十分とか、いや〜でも鶏か…羊食べたいのよ私。ごめん、2人用セット「雙人套餐」(580元)に「羊肉串」(150元/3本)を2皿プラスで!
 と、まもなく隣のテーブルに前述の麺が運ばれてきた。やだあれ、すごいおいしそう。ま、でも私のチョイスも悪くないはず。待つこと10分ほどでお待ちかねのセットが登場。あれ…なんか既視感。待って、私この店来たことあるかも。そんで前も麺断ってこのセット頼んだかも。過去の記事を漁ると、ありましたわ…2021年に紹介してるじゃん! 移転したから気づかなかったんだわ。
 「ま、いいじゃん、移転しましたーって書けば?」と連れの一言に救われ、気を取り直していただきます!
 ンムンム、おいし〜「羊肉炒飯」に塩漬け唐辛子入りスクランブルエッグ「剁椒炒蛋」、羊肉をパンに乗せて食べる「饢包肉(ナンバオロウ)」、ニンニクの酢漬け「臘八蒜」と羊肉の炒め「臘八蒜羊柳」、花椒とパクチーに鶏肉を和えた「手撕椒麻雞」の5品。真ん中に盛ったパンと一緒に食べると、一気に違う食文化を感じられるね。
 お会計時、ラオバンニャンに「今度は麺食べるね」と告げてお店を後にしましたとさ。

info

住所 台北市中山区吉林路165號
TEL 02-2592-5863
営業時間 11時~14時、17時~21時(月曜休み)
席数 約40席
予算 200元〜
エリア 行天宮

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