新北市三重区と台北市を結ぶ忠孝橋に続く中山高架橋で、8月20日(火)午前、トレーラーに積載していた鉄骨が滑り落ち、ガードレールを破損する事故が発生。事故を受け警察は新北市と台北市の双方通行を一時封鎖し、路線バスなど通行車両に中華路ランプウェーへの迂回を誘導した。この事故により通勤ラッシュに大きな影響が出た。
調べによるとトレーラーを運転していたのは34歳の男で、同日早朝5時頃に桃園を出発。積載していた鋼鉄製の梁を台北駅前のツインタワー建設地まで運搬する途中、高架橋上のカーブ地点で積載物の重量により車体が傾き、コンテナが落下した。コンテナはガードレールを直撃し、高架橋下の道路を走行していた自家用車2台がガードレールの破片により破損した。
ガードレールの破損は15mに及び、また忠孝橋の法定積載量は43トンだったが、同トレーラーはこれを大きく上回る53.27トンを積載。なお運転士は着任1カ月余りで、今回初めての運搬業務だった。
(8月21日)