風力発電工事現場でガス漏洩 3人が一時心肺停止状態に

彰化縣鹿港鎮の工業エリアにある洋上風力発電施設の建設現場で8月20日(火)、二酸化炭素の漏洩事故が発生。作業員17人が負傷しうち3人が一時心肺停止状態となり救命措置で一命を取り留めたが、危険な状態が続いている。

事故があったのは鹿港鎮臨海工業エリアの彰濱産業園区にある洋上風力発電施設の建設現場で、調べによると262本の二酸化炭素ボンベが置かれており、うち54本のボンベから二酸化炭素が漏れていた。ボンベや現場には漏洩予防設備がなく、また作業員らが不用意にボンベのバルブに触れることを禁ずる標示もなかったという。

工事を請け負っていたのは電機メーカーの「東元電機(TECO)」で、彰化縣沖では現在3つの風力発電施設建設案が進行し、来年にも風力タービンが完成する予定だった。事故を受け関連機関は作業現場の安全措置などを調査、漏洩防止の不備については罰金30万元と作業停止処分が下された。

(8月22日)

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