基隆市中正区の北寧路で6月3日(月)午後、大規模な土砂崩れが発生。近辺を走行中の車両9台が巻き込まれ、中にいた2人がけがを負い病院で手当てを受けた。
土砂崩れは同日14時半頃、基隆市の海岸沿いにある著名観光スポット「潮境公園」に隣接する北寧路上で発生。走行中の車両6台が損壊、2台は土石の下敷きになったほか、1台は土石に押され道路脇の崖を落下した。また土砂崩れ発生当時、バイクもすぐそばを走行していたが、間一髪で巻き添えを免れた。
崖を落下した車両の運転士によると、土砂崩れは突然発生し、回避することができなかったという。
関係者によると、この地域で11年前にも土砂崩れが発生。発生地点付近にはファストフード店があったが、危険性を懸念し閉店したという。
土砂は土石粉砕機10台が出動し撤去中。11日(火)に撤去を終え通行可能となる予定。
(6月4日)