台中MRT車内に刃物男が出現 乗客負傷しながらも制圧に成功

5月21日(火)、台中MRT車内で若い男が刃物を振り回す事件が発生。同じ車両にいた乗客らが力を合わせて男を制圧し、男は通報を受けた警察によって現行犯逮捕された。

男は同日正午頃「水安宮」駅から乗車。荷物から包丁3本を取り出して振り回し、乗客に切りつけた。乗客らは力を合わせて男を取り押さえたが、4人が負傷し病院で治療を受けた。なお犯行当時、別の車両へ退避した乗客らが非常ボタンを押したが作動しなかったという。

男は高雄市の専門学生で20歳。精神疾患の受診歴があり、4月から休学していた。事件によって男も負傷し、治療を受けた後に警察が動機などを取り調べている。また屏東に住む両親は事件を知り台中へ駆け付け、22日(水)弁護士に伴われて取材に応え、負傷した乗客への謝罪を述べた。

なお盧秀燕・市長は犯行の制止に協力した市民16名を称え、乗車賃を生涯無料とした。

(5月22日)

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