新北市消防局によると、12月20日(水)〜21日(水)にかけ、急激な冷え込みにより16人が救急搬送されたことがわかった。16人はいずれも心肺停止状態で、治療により8人が回復。死者の中には生後わずか21日の乳児もいたという。
両日は寒波の影響で深夜から早朝にかけ急激に冷え込んだ。この2日間で台湾全土での心肺停止による救急搬送者は69人にのぼり、10人が回復するも59人が死亡した。なお最高齢は花蓮縣の90歳代。台北市では19人が搬送、15人が亡くなった。
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台北市内の各総合病院では、心臓血管内科の救急搬送者が急増。心臓疾患、脳卒中、呼吸器系統の疾病によるもので、約3割増だったという。
この2日間は各地で日中でも最低気温が12度〜14度を下回るなど大きく冷え込み、馬祖で3.8度、金門で6.4度。また桃園でも6.7度を記録した。
気象署は、冬季は早朝の冷え込みがきつく、起床時にはすぐに飛び起きるのではなく、寝具の中で少し身体を動かし、温めてから起きることを勧めており、特に高齢者には注意を呼びかけている。
(12月26日)