出国に向けワクチン接種増加 高端社製ワクチンは無効

 水際における新型コロナウイルス防疫策として実施されてきた隔離措置の緩和など規制緩和を前に、近頃ワクチンを接種する人が増加。9月26日(月)の接種人数は4万7740人に及び、半月以上ぶりに1日当たりの接種者数を更新した。

 日本では海外からの入境者に対し、ワクチンの3回接種証明書または出国72時間以内のPCR検査による陰性証明のいずれかを提示するよう要請。また今年7月、現在世界的に感染流行の主流となっているオミクロン株新派生型「BA.4/BA.5」にも有効な改良版のモデルナ製「次世代ワクチン」について、今年と来年で3500万回分の購入契約を締結。25日(日)に78万7000回分が到着し、これを含めすでに1203万回分を受け取っている。なおワクチン接種率は、1回目が93.6%、2回目は87.6%、3回目は73.1%。一方で3回以上接種していても台湾企業「高端」製ワクチンが国際的に認められておらず、出国に向けさらに他社ワクチンの接種を希望する人が増える見込み。

 そのほかこの3年でおよそ300万人のパスポートが期限切れとなり、23日(金)には1日当たり6000人以上が新規申請手続きを行った。

(9月29日)

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