新北市中和区で4月、新型コロナウイルスに感染した2歳の男児が脳炎を併発し数日後に死亡した件で、男児の父親が5月29日(日)「真相を知りたい」として告発文を発表した。
父親は当時感染が発覚し新竹で隔離中、妻も2人の子どもと共に感染し自宅療養中、全員が高熱を発していた。男児は4月14日、高熱が下がらないため、両親それぞれが助けを求め専用ホットライン「1922」や中和区衛生所に電話をかけるも不通。新北消防局に電話すると衛生局の確認後に再度連絡するよう指示され、119にかけ続け81分後に救急車が到着したという。しかし男児の病状は悪化、19日に合併症で亡くなった。
父親は、当日の全国感染者数は874人、新北市で360人と現在と比較しはるかに少なかったにも関わらず、衛生局や消防局など公的機関の対応の不備を追及。なお31日(火)には疾病管理署より当日の通話記録を受け取ったという。