くらしとアロマ&スパイス vol.2 「シナモン/ニッキ」 

協力: 東区優男 PEN SHU GEN

世界中で愛されるスパイス

 シナモンはクスノキ科ニッケイ属の複数の樹木から採れる香辛料で、日本では古く1700年代に中国から伝わった「肉桂」が医薬品や和菓子に用いられた。洋菓子に使われるのは、主にスリランカ原産のセイロンニッケイ。

シナモンは甘い香りと刺激のある辛味をもち、摂取すると身体を内部から温めてくれる。そのため東洋医学では樹皮を生薬「桂皮」として処方してきた。五臓六腑のうち心臓、肝臓、脾臓、腎臓の四つの臓器に効く強壮剤として知られ、特に胃腸の健康、痰を取り除き血流を促して痛みを抑えるとされる。一方、西洋医学では悪玉コレステロールを撃退、動脈硬化や血栓予防効果が認められている。そのほかインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」でも、循環器の流れの強化や調整、精神不安症状の緩和、婦人科系の代謝改善、強壮、発汗作用が期待される。

調味料、香辛料としてはインドのカレー、アップルパイ、パンやクッキーなどペストリーにも多用される。近年はアメリカの「シナモンロール」専門店誕生により、日本や台湾でも「シナモンロール」が大流行。ただし糖分の摂り過ぎには気を付けたい。
ただし過剰に摂取すると肝臓にダメージを与える成分や、血圧と血糖の降下作用、抗凝固作用があるため、特に妊娠中、生理中の女性は使用を避けること。

 

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