問
8月の終わり頃、オフィス街でビルの前に机を出し、お菓子や線香を供えている人たちを多く見かけましたが、あれは祭日だったのでしょうか?
答
8月の終わりなら、「中元節」でしょうね。道教の年中行事の1つで、この日は祖先や〝好兄弟〟と呼ばれる無縁仏の霊を慰めるためお供え物をして供養します。
<解説>
旧暦7月15日、今年は新暦8月25日(土)がこの日に当たります。台湾各地で「普渡」と呼ばれる儀式が行われますが、霊たちは旧暦7月(いわゆる「鬼月」)の1カ月間、この世に滞在するので、「普渡」の儀式を行うのは旧暦7月1日から30日であればいつでもよいとされていますが、やはり旧暦7月15日の「中元節」に行うところが多いですね。「普渡」のお供え物には、山のものと海のものを代表するショウガと塩が入っています。
オレンジをくわえたブタもお供えの定番