定番前菜でスタート
観光客にも人気の永康街エリア、さらに大安森林公園駅前という好立地の「六厨・川客料理」。1989年から続く同店は、台北のオアシス・大安森林公園を眺めながら、四川料理を中心に、客家・台湾料理も楽しめる老舗店で、本場・四川の伝統を守りながらも、台湾人や日本人の口に合うようアレンジしている。
まずは四川料理の定番前菜、「ひと口でよだれが垂れてしまう」という意味の「口水雞」(340元)。柔らかく蒸した鶏モモに花椒と辣油、ネギなどを合わせ、ピリッと程よい辛さになるほど唾液腺も刺激される。
同じく前菜の「蒜泥白肉」は、茹でた豚バラ肉に醤油とニンニクを合わせたソースを添えていただくもの。シンプルだが、驚くほど柔らかい肉とオリジナルソースの組み合わせでこちらもマストオーダー。うれしいことに、今回はこちらがサービスされる。
人気メニューを網羅
日本人に一番人気なのが、日本の芸能人がTV番組で紹介したことで一躍有名になった「蒼蠅頭」(220元)。「ハエの頭」とパンチのあるネーミングだが、実はこれ、台湾で生み出された四川料理なのだ。細かく刻んだ花ニラに豚挽肉、豆鼓、醤油、唐辛子を炒めたもので、白いご飯の上に乗せて豪快にかき込みたくなる。汗が滲んできたら、大ブームの臺虎クラフトビール「葫中天地」(200元/500㍉)で乾杯といこう。
そのほか新鮮なエビと枝豆を炒めた「毛豆蝦仁」(360元)はさっぱり塩味。練乳をつけていただく中華揚げパン「炸銀絲卷」(70元)とともに、老若男女に大人気だ。
辛さばかりが先行したイメージを持たれる四川料理だが、同店ではその味わいの深さに目を見張るものがある。もちろん辛さも調節OKなので、友人と、職場の同僚と、家族連れでとあらゆる顔ぶれで楽しもう。
Info
住所 大安区信義路三段7號2階
TEL 02-2703-5468
営業時間 11時半~14時半、17時半~21時(ラストオーダー各30分前、月曜休み)
席数 120席、個室4(最大60人収容)
予算 500元