【特集】中国に限りなく近い離島・金門①アクセス・基本情報

台湾に属しながら中国大陸に隣接する離島・金門。
かつて戦地となった歴史的背景や、東南アジアから里帰りした華僑の文化など、
台湾とも中国とも似て非なる風景が広がる。
 青く広い海、色彩豊かな建造物、そして南国らしいグルメの数々。
新鮮な驚きを見つけに、いま旅立とう。

■金門へのアクセス

台北・台中・台南・高雄・嘉義からマンダリン航空またはユニ・エアのフライトあり。
所要時間約1時間、往復3000~4500元。
中国からの場合はアモイ(厦門)か泉州から船便利用で各30分と70分。

■金門とは?

はるか海のかなた、歴史ロマンと異風景の広がる島
金門縣は本島である大金門と、烈嶼(リエユー)または小金門と呼ばれる2つの島のほか、周辺に散らばる計12の島から成っており、約6000年前の晉朝に中国から移り住んだ人々が拓いたとされている。現在は中国と台湾の両者が所有権を主張している状態で、台湾よりも中国との距離が近いことから度々軍事拠点となり、今も戦跡が数多く残り、独特な風景が広がる。
…ということで、金門とはさぞやミリタリーな島なのかと思いきや、中華圏では観光地として人気のスポットに溢れ、空港に降り立つとまるで沖縄のようなのどかな景色、ゆったりとした時間が流れ日常とは異なる趣き。厳めしい戦争の跡と裏腹に色彩鮮やかな建築、どこまでも高く広い空に青い海。現代的な台北や台中、高雄とひと味もふた味も違う旅を楽しもう。

■まずは電動バイクを借りよう!

 金門の観光スポットは島全体に点在しており、バスも本数が少なくダイヤの乱れもしばしばと、交通面が不便。そのため観光に訪れる人はほとんどが車やバイクをレンタルして移動する。宿泊施設でもレンタル店と提携していることがあるので聞いてみると割引も受けられてお得だ。
 なお車やガソリンバイクは免許が必要だが、電動バイクは免許なしでOK。大きな道以外は車もほとんど通らないし、なんといっても風を切って海沿いを走るのがサイコーに気持ちいい!
 今回取材班がいくつかの店で価格を聞いてみたところ、1台600〜800元が相場のよう。取材班が借りた店は島内に全4店舗でバッテリー交換に便利だし、空港の向かいにも店舗があるので着いたらすぐ借りて移動しよう。

新研租車(シンイェンズーチャー)
住:(空港店)金門縣金湖鎮正義里尚義100號
     (大客車駐車場を挟んで向かい)
  (金城店)金城鎮環島北路一段38號1樓
電:082-330-493、082-327-194
営:8時〜22時
URL:www.kinmenbattery.com.tw /kinmenbattery/index.php
(※画面左下の「快速予約」から予約可能)
¥:1日(24時間)当たり600元

 
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