世界保健機関(WHO)は5月14日(月)、世界に供給される食品から人口のトランス脂肪酸を2023年までに排除することを発表。これを受け台湾衛生福利部食品藥物管理署は15日(火)、台湾全土で販売される食品から7月以降は部分水素添加油(PHO)の使用を禁じ、違反者には最高300万元の罰金を科すことを公示した。
トランス脂肪酸は天然の場合乳製品や牛肉、羊肉などに少量存在するが健康上のリスクは低い。一方加工食品では水素を付加して硬化した部分硬化油を製造する過程で多く生成されるため含有量が多く、近年は心臓病のリスクが高まるとしてマーガリンやショートニングなど植物油を固めた製品の危険性が叫ばれてきた。
(5月16日)