苗栗縣通霄鎮の「白沙屯拱天宮」を出発した媽祖行列は5月8日(木)で7日目を迎え、歩行距離は計243kmに達した。3万人超の信者が参加し、沿道には行列をひと目見ようと見物客が殺到した一方で、熱中症で倒れる信者が続出した。
@自由時報
医療チームはこれまで13年に渡りこの行列の医療サポートを担当。今回の対応件数は過去最多にのぼるという。
隊列は媽祖の分身である神像を担ぎ、徒歩で約400km離れた雲林県北港の「朝天宮」まで参拝(進香)し、再び白沙屯へ戻る。同日は彰化市を目指しており、行く先々で神輿を持ち上げ、車椅子や歩行困難な人々にも神輿の下をくぐり健康や平安を祈願する「轎脚鑽り」の機会が与えられた。
今回は初めて南投縣松柏嶺の「受天宮」にも立ち寄り、縣長らが参加する一方、ごみ処理施設建設に反対する地元民が媽祖に訴える姿も見られた。
(5月8日)