中央気象署は3月4日(火)午前0時31分、台北市と新北市に対し大雨、雷撃、雹、また風速9級以上の強風に警戒するよう即時警報を発表。さらに3時20分には大雨特報も追加され、警戒時間は早朝5時15分までとされた。
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北部では3日(月)夜間から天候が大きく崩れ、4日(火)0時を過ぎると台北・新北両市では稲妻が閃き、また台北市内の複数地域で雹が降ったという報告が相次いだ。中には市販の袋入り氷と同等サイズの雹も路上などで散見された。稲妻の光や雷鳴、また雹が窓や屋根にぶつかる音で多くの人が目を覚まし、SNS上では「狂った天気」「屋根に銃弾が当たったと思った」などと驚きの声が広がった。
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台北市災害防救辦公室によると、雹は「颮(ひょう)線」と呼ばれる大規模な雷雨帯の通過によるもの。強い対流を伴う雷雨帯で、短時間に激しい降雨や雹、雷撃、さらには竜巻などを引き起こすことがあるという。
雹は5〜10分ほど降り続き、特に文山区でその影響が顕著だった。その他の地域でも、雹の大きさはおおむね小さな白玉ほどのサイズだったとされる。
(3月4日)