この冬最強と言われる寒波が襲来した2月9日(日)、中央気象署は全土21市縣に低温警報を発令。前8日(土)には各地で朝晩を中心に急激な冷え込みに襲われ、全土で78人が寒さによる健康問題で死亡したことがわかった。
@聯合新聞網
消防局の統計によると、8日(土)0時~21時の間に78人が死亡。うち11人が台北、次いで屏東で10人、台南が9人、苗栗8人、台中が7人と続いた。台中で亡くなった7人はいずれも病院搬送時にすでに心肺機能が停止した状態で、54歳~89歳だった。
一方でインフルエンザの流行も続いており、疾病管制署によると前週は128人が重症化し28人が死亡、中には10歳の男児がいたという。男児は喘息の病歴があり、インフルエンザ感染から敗血性ショックと壊死性脳病変を併発し、入院して1週間経たずに亡くなった。これを受け政府は公費ワクチンの追加購入を決定。10万回分のワクチンを調達し、20日(木)から接種を開始する予定。
(2月12日)