中央気象署は12月31日(火)、2024年の気象状況を振り返る年末記者会見を開催。予報センターの陳怡良・主任によると、今年1月から11月の世界平均気温が1901~2000年の平均値を1.28度上回り、台湾では観測が始まった1850年以来最も高かったことがわかった。
台湾における24年の平均気温は24.97度で、観測史上最も暑い1年となった。この気温は過去100年の平均値を1.66度上回り、また1月から11月までの平均気温は気候値(通常の気候の基準値)を1~2.4度上回り、12月のみ気候値を0.5度下回った。世界の年間平均気温も1880年以来の最高値を更新する見込みだという。
一方、有感地震(人間が揺れを感じる地震)の発生回数は514回と例年の3~4倍に上り、東部だけでなく中南部でも多発。気象署は防災意識を高めるよう呼びかけた。
(12月31日)