パリ五輪ボクシング女子57kg級で金メダルに輝いた林郁婷選手が、イングランド・シェフィールドで11月26日(火)に開幕する「ワールド・ボクシング・カップ」ファイナルへの出場を棄権したことがわかった。
林選手はパリ五輪以前から性別を巡り「トランスジェンダー」などと中傷を受けている。世界ボクシング連盟は林選手の出場資格に疑問を呈し続け、体育署などが証明書類を提出したにも関わらず、本大会において「医療委員会が短期間で判定することは不可能」と回答し、林選手自身が棄権を決めた。
卓栄泰・行政院長は27日(水)、林選手が自ら棄権したことについて「非常に遺憾」とコメント。体育署や選手、コーチらと連携し将来的に林選手が国際試合に参加できるよう尽力するとしている。
(11月27日)